2022年スーパーボウルの出場チームが決定 展望及び開催地と日程・放送予定

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スーパーボウル56はロサンゼルス・ラムズ対シンシナティ・ベンガルズの対戦に決まった。予想されていたチームと予想外のチームが激突することになる。

ラムズはNFCチャンピオンシップ・ゲームでサンフランシスコ・49ersを下した。マシュー・スタッフォード(クォーターバック)をトレードで獲得した補強戦略が功を奏し、直近4年間で2回目のスーパーボウル出場となる。

ラムズのスーパーボウル進出はそれほど驚くべきことではないが、AFCでは誰もが予想しえなかった出来事が起きた。30年以上の空白期間を経て、ベンガルズが念願のス―パーボウル進出を果たしたのだ。その快挙はジョー・バロウ(クォーターバック)の力に依るところが大きい。

「ジョーイ・フランチャイズ」、「ジョー・シースティ」、「ジョー・ブルルル」、あるいは「ジョーイ・B」など、バロウには様々なあだ名がつけられてきたが、これからはベンガルズのファンは呼び名に迷うことはない。AFCチャンピオンだ。バロウとベンガルズはカンザスシティ・チーフス戦で歴史に残る大逆転劇を演じ、スーパーボウル56の出場切符を手に入れた。

スーパーボウル56ではNFL史上でも前例が少ないドラフト全体1位指名選手同士の対決が実現する。スタッフォードは2008年ドラフトでデトロイト・ライオンズから全体1位指名を受け、2022年になってようやく自身初のスーパーボウル出場となる。バロウは2020年ドラフトで全体1位指名を受け、スタッフォードよりずっと短い期間でスーパーボウル出場を果たす。

スーパーボウル56の詳細は以下の通りである。

2022年スーパーボウルに出場するのは

  • シンシナティ・ベンガルズ 対 ロサンゼルス・ラムズ

ベンガルズとラムズがスーパーボウルで対戦するのは初めてのことになる。

ラムズは1970年にAFCと NFCが合併して以来5回目のスーパーボウル出場であり、一方のベンガルズは1980年代にブーマー・アサイアソン(クォーターバック)がチームを率いていた頃以来初めてスーパーボウルの舞台に帰ってくる。

スーパーボウル56の場所と日時

  • 日程:日本時間2月14日(現地時間13日)
  • 試合開始時刻:同午前8時30分(予定)
  • 場所: SoFiスタジアム(カリフォルニア州ロサンゼルス)

スーパーボウル56はラムズの本拠地であるSoFiスタジアムで行われる。スーパーボウルが出場するチームの本拠地で行われるのは昨年に続いて2年連続のことで、ラムズにはいくつかの本拠地アドバンテージをもたらすことになる。ただし、この試合の正式なホームチームはNFCのベンガルズである(訳者注:スーパーボウルは中立地で開催されるため、AFCとNFCが毎年ホームチームを交代する)

スーパーボウル56の国内テレビ放送・ネット配信

TV-CS放送

ネット配信

  • DAZN(ライブ配信):2月14日午前8:30~

ベンガルズは過去に何回スーパーボウルに出場したか

ベンガルズはこれまでに1981年と1988年の2回、スーパーボウルに出場したことがあるが、未だに勝利したことはない。

1981年のチームではケン・アンダーソンがクォーターバックを務めていた。ベンガルズはスーパーボウルで49ersと対戦し、26-21のスコアで敗れた。

1988年のチームではブーマー・アサイアソンがクォーターバックを務めていた。この年のスーパーボウル23ではジョー・モンタナ(クォーターバック)が率いる49ersがまたしてもベンガルズを20-16のスコアで下している。

ラムズは過去に何回スーパーボウルに出場したか

ラムズは2022年より以前に4回スーパーボウルに進出した。直近は2019年のスーパーボウルで、このときはニューイングランド・ペイトリオッツと対戦した。

ラムズがチーム史上初めてスーパーボウル優勝を果たしたのは1999年のことである。カート・ワーナー、マーシャル・フォーク、そして「芝の上で最高のショー」と呼ばれた攻撃陣がスーパーボウル34でテネシー・タイタンズを23-16のスコアで破った。それ以来、スーパーボウル優勝からは遠ざかっている。

それ以外に、ラムズは1980年、2000年、2002年、そして2019年にスーパーボウルに出場している。

(翻訳:角谷剛)

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