【リポート】ブレイザーズの新ヘッドコーチは誰に? ベッキー・ハモンらが候補

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Assistant coach Becky Hammond San Antonio Spurs

ポートランド・トレイルブレイザーズがテリー・ストッツ・ヘッドコーチの退任を発表して1週間だが、球団はすでに後任探しを進めている。

The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、有力候補に挙がっているのは、サンアントニオ・スパーズでアシスタントコーチを務めるベッキー・ハモンと、サウスカロライナ大学のドーン・ステイリーHCだ。そのほかに、ロサンゼルス・クリッパーズのチャウンシー・ビラップスAC、ブルックリン・ネッツのマイク・ダントーニAC、スパーズのバスケットボール運営部副代表ブレント・バリーも候補と伝えている。

WNBAオールスター選出6回のハモンは、2014年からスパーズのコーチングスタッフを務めている。シャラニア記者によれば、ブレイザーズとオーランド・マジックのヘッドコーチ人選で面談に臨むとのことだ。マジックはスティーブ・クリフォードが退任しており、球団の再建計画に関して合意に達しなかったと報じられている。

一方、WNBAオールスター選出5回で殿堂入りしているステイリーは、テンプル大学やサウスカロライナ大の女子チームで成功を収めてきた。サウスカロライナ大を全米クラスの強豪に成長させ、ファイナル4に複数回導き、2017年に全米優勝を果たしている。

堅実な評価を確立してきたビラップスも、ヘッドコーチの座が空いているチームに人気の候補となり得る人物だ。一方、ダントーニはその他の候補者たちよりも経験が豊富というアドバンテージを持つ。バリーはNBAで10年以上プレイしたが、コーチングスタッフを務めたことがない。

人選において「大きな影響」を及ぼすと報じられているチームのスター選手、デイミアン・リラードは当初、ロサンゼルス・レイカーズでアシスタントコーチを務めるジェイソン・キッドを望んでいると話した(その後リラードはビラップスも気に入っていると付け加えている)。

だが、キッドは『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者に「ブレイザーズは一流の球団で、素晴らしい候補者たちがいるだろうが、私はそのひとりにならないと決めた」と話している。

「誰が選ばれるにしても、優秀だったテリーの後任として重責を担うことになる」。

The Athletic』のサム・アミック記者によれば、リラードは球団に何も要求をしていない。だが、彼の意見がある程度の重みを持つのは明白だ。ブレイザーズにとって重要なのは、リラードの才能を最大限に引き出すことができ、チームを優勝争いにより近づけられる候補者を見つけることだろう。ストッツ政権の9シーズンで、ブレイザーズはプレイオフに8回出場したが、過去5回のポストシーズンのうち4回はファーストラウンドで敗退している。

原文: Trail Blazers coaching rumors: Becky Hammon, Dawn Staley among Portland's top candidates by JORDAN GREER/Sporting News.com(抄訳)


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