【リポート】カイリー・アービング、ワクチン接種に関する意思は不明

Kyrie Irving Brooklyn Nets

ニューヨーク州の新型コロナウイルス規制により、ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングは、10月5日(日本時間6日)の練習を欠席した。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、アービングが新型コロナウイルスのワクチンを接種するかどうか、意思は不明のようだ。

同記者によれば、アービングがワクチンを接種し、ニューヨークでの練習・試合参加が可能になるとの楽観もあったという。だが、アービングが接種を拒み続けていることで、ネッツは当面のホームでの練習や試合で同選手を欠く可能性にも備えているとのことだ。

ESPNによると、このままアービングがワクチンを接種しなければ、ニューヨークを行き来するのに同選手を同伴させるか、欠場させたままにするか、ネッツは近く決めなければならなくなるかもしれない。

アービングが5日(同6日)の練習を欠席したのを受け、ネッツのスティーブ・ナッシュ・ヘッドコーチは、同選手のためにチームがニューヨークの外で練習することは考えないと話した。残りのプレシーズンマッチでネッツのロードゲームは、11日(同12日)のフィラデルフィア・76ers戦だけだ。

ナッシュは「我々は彼を支える。彼のためにここにいる。事態が変わり、解決策があれば、我々が彼のためにここにいる」と話した。

NBAは選手にワクチン接種を義務づけていないが、未接種の選手は頻繁な検査を求められ、厳しい活動制限を受ける。ニューヨーク州やサンフランシスコ州の選手たちは、試合を欠場した場合に給料が支払われない。

ニューヨーク・ニックスは全選手がワクチンを接種したと明かしており、ゴールデンステイト・ウォリアーズのアンドリュー・ウィギンズが先日接種したことで、新型コロナが理由で減給となる可能性があるのはアービングだけとなった。

アービングはワクチン接種の有無を公表しておらず、9月27日(同28日)のメディアデーで報道陣から問われた際は、プライバシーの尊重を求めた。メディアデーでアービングはチームメイトと本拠地バークレイズ・センターにおらず、Zoomで会見に応じていた。

ネッツは先週、サンディエゴでトレーニングキャンプを行ない、アービングも参加。5日(同6日)が、ブルックリンの練習施設での初トレーニングだった。

原文:Report: Brooklyn Nets still unclear on Kyrie Irving's vaccine intentions by NBA.com(抄訳)


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