Gリーグ・イグナイトの新ヘッドコーチにジェイソン・ハートが就任

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Jason Hart USC

NBS Gリーグのシャリーフ・アブドゥル・ラヒーム代表は8月12日(日本時間13日)、NBA Gリーグ・イグナイトのヘッドコーチにジェイソン・ハートが就任したことを発表した。

アブドゥル・ラヒームは「素晴らしい気質の若手を育てることへのジェイソンの責任感、バスケットボールの全レベルを通じた彼の経験は、イグナイトを率いるのに完璧にフィットします」と話した。

「彼がこのチームを率いることをうれしく思うとともに、我々は世界最高の若手選手たちのための主要プログラムとしてイグナイトを築き続けていきます」。

ハートには大学で指導した経験が9シーズンあり、2012年にペパーダイン大学でアシスタントコーチとして大学での指導キャリアを始めると、2013-14シーズンからはUSC(南カリフォルニア大学)のアシスタントコーチに就任。2017-18シーズンにアソシエイト・ヘッドコーチに昇格した。

ハートは「この機会をいただいたときから、私にとって理想的な仕事だと確信しています」と述べた。

「NBAから引退して以降、私はあらゆるレベルでバスケットボールを指導してきました。若者がNBAでプレイするという夢をかなえる助けとなるために必要なことを学んできました。若手選手たち全員がそれぞれのポテンシャルを完全に発揮できるように、全力を注ぎ、持てる知識のすべてを生かしていきます」。

USCでの8シーズンでハートはNBAドラフトで指名を受けた5選手を育てた。今年のドラフト全体3位指名のエバン・モーブリーや2020年の全体6位指名オニエカ・オコングや、ケビン・ポーターJr.、ディアンソニー・メルトン、チメジー・メトゥ、ジョーダン・マクラフリンを指導している。

2000年のNBAドラフトでミルウォーキー・バックスに全体49位で指名されたハートは、NBAでの9年を含む10年にわたりプロとしてプレイ。NBAで341試合に出場し、平均15.5分間のプレイで4.8得点、2.3アシストを記録した。2004年にサンアントニオ・スパーズ、06年にサクラメント・キングス、08年にユタ・ジャズ、09年にデンバー・ナゲッツと、プレイオフに4回進出している。自己ベストは2004-05シーズン。シャーロット・ボブキャッツで27試合に先発出場し、平均9.5得点、5.0アシストを記録した。

2010年に引退したハートは、「イグナイトの次のヘッドコーチというこの機会を、この上なくうれしく思っています」と話している。

「創設以来、イグナイトは世界的な注目を集めてきました。その勢いを続け、このプログラムをさらなる高みに導きたいと思っています」。

ハートが率いるイグナイトは、ジェイデン・ハーディ(ESPNで2位)、マイケル・フォスターJr.(同7位)と、2021年卒業の高校選手トップ10に含まれる2選手や、NBAグローバルアカデミーで活躍したオーストリアのダイソン・ダニエルズらを擁する。

創設1年目だった昨季、イグナイトは退任したブライアン・ショウの下で8勝8敗の成績を残した。


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