パラリンピック9/3:車いすテニス女子単の上地結衣は惜しくも銀メダル、車いす男子バスケ日本代表は英国破り初の決勝へ

パラリンピック9/3、車いすテニス女子単、優勝のデフロートと銀メダルの上地結衣

東京2020パラリンピック第11日の9月3日の最終競技となった車いすテニス女子シングルス決勝で上地結衣が執念のプレーを見せるも、惜しくも敗れ、銀メダルを手にした。車いす男子バスケットボール準決勝では、日本代表が英国代表を下し、初の決勝進出で銀メダル以上が確定した。

車いすテニス女子シングルス決勝で、上地結衣がディーデ・デフロートに3-6、6-7(1-7)で敗れ、銀メダルとなった。第1セット、デフロートが先取すると第2セット、上地は引き離されては追いつく執念のプレーで第11ゲームで遂に逆転に成功。しかし、世界1位のデフロートも引かず6-6に持ち込みタイブレークへ。そのまま圧倒し、上地を振り切ったデフロートが優勝を決めた。熱戦を終えた両者は涙のハグを交わした。

上地は先天性の潜在性二分脊椎(せきつい)症で車いす生活となるも、11歳で競技を開始。4大大会で通算8勝を挙げる世界トップクラスの選手となったが、パラリンピックではリオデジャネイロ大会の銅メダルが最高だった。日本勢女子シングルス初の銀メダル獲得だが、金メダルへの想いは3年後のパリに持ち越しとなった。

車いす男子バスケットボール準決勝では、日本代表が英国代表と対戦。第1クォーターを8点のビハインドで終えるも、第2クォーターで33-36まで追い上げると、第3クォーターで逆転に成功し、52-48で最終クォーターへ。日本はさらに攻め続け、79-68で勝利し、史上初の決勝進出を決めた。チームトップの20得点を挙げた鳥海連志は、車いすバスケットボール界の"流川楓(人気漫画SLAM DUNKの登場人物)"として話題になっている。5日の決勝は、米国に挑む。

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