WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(帝拳)が、元主要3団体世界王者で現IBF同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と対戦することが内定したと、米スポーツメディア『ESPN』が伝えた。
Sources: Andy Ruiz Jr., exploring a December return with two opponents among those being discussed: Charles Martin and Luis Ortiz. Details:https://t.co/Rcjjr2jHPX
— Mike Coppinger (@MikeCoppinger) September 22, 2021
EPSNのマイク・コッピンガー記者は、ゴロフキンの近況について触れた記事のなかで、2020年12月のカミル・シェルメタ(ポーランド)戦でIBFタイトルを初防衛して以来、大きな動きがなかったが、村田との試合が決まり、"休養期間が終わる可能性がある"としている。そもそもは長引いていたサウル・"カネロ"・アルバレス(メキシコ)との第3戦交渉が頓挫するなど、思ったように対戦計画が進まなかった事情もある。
以前は東京ドーム決戦も報じられたが、12月28日、神戸で統一王座戦を行うことで双方は同意しており、あとはDAZNが試合を承認するのを待っている状態だと伝えた。
WBA世界ミドル級スーパー王者として同階級の大物との対戦を望んできた村田陣営だが、コロナ禍の影響を受けて長く試合を行っておらず、直近の試合は2019年12月のスティーブン・バトラーを5回TKOで沈めた試合が最後だ。実戦ブランクを踏まえ、本来であれば1戦以上を挟みたいところだが、ゴロフキン側のタイミングとしては、このタイミングということなのだろう。
いずれにせよ村田にとって約2年ぶりの実戦復帰が、対戦を熱望していたゴロフキン相手になる可能性が高い。ゴロフキンにとっては、正式に村田戦が決まれば、2012年5月の淵上誠、2013年3月の石田順裕に続く3人目の日本人ファイターとの対戦となる。