第4Qに最も活躍するブルズのデマー・デローザン

2021-12-03
読了時間 約2分

デマー・デローザンのクラッチでの活躍により、今季のシカゴ・ブルズはNBAランキングを上昇中だ。12月2日(日本時間3日)にマディソン・スクエア・ガーデンで行われたニューヨーク・ニックス戦で、ブルズは119-115で勝利を収め、現在の戦績を15勝8敗としている。

これで、ブルズはアウェイの試合では8勝4敗となった。

デローザンが第4クォーターだけで18得点、合計34得点の活躍を見せてニックスの猛烈な追い上げを制し、今季7回目となる30点ゲームを披露した。

このチームのロスターと、そのフィットについて人々が抱いていた疑問は、これで解消されただろう。 

サンアントニオ・スパーズでの3シーズン、デローザンはトロント・ラプターズでオールスターに選ばれたときほどのパフォーマンスを発揮することはなかった。しかし、ブルズでの最初のシーズンでは、チームが最も必要とするときにステップアップし、第4Qの得点でNBAをリードするなど、活力を取り戻しているように見える。

現在デローザンは、22試合の第4Qで165得点、1試合平均で7.5得点を記録し、しかもフィールドゴール成功率は50%を超えている。

NBA 第4Qの得点リーダー

選手 総得点 FG成功率(%) 3P成功率(%)
デマー・デローザン 165 52.8 45.5
ジェイソン・テイタム 143 38.9 39.5
ザック・ラビーン 142 48.9 40.6
ヤニス・アデトクンボ 132 54.9 23.5
ポール・ジョージ 120 40.2 33.3
 

バックコートのパートナーであるザック・ラビーンが3ポイントショットを得意とする一方で、デローザンはミドルレンジでのプルアップやパンプフェイクなど、昔ながらのゲームで自分のショットを生み出す。

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ビリー・ドノバン・ヘッドコーチは、「デマーは、キャリア全体を通して、スペースと自由を与えれば素晴らしいクロージングをする選手だ」とニックス戦後に話している。

 「デマーの決して動じないその存在感が、我々のチームの助けになっているんだ」。

ブルズがニックスの反撃に耐えるなか、試合残り20秒でデローザンがステップスルー・レイアップを決め、勝利を決定づけた。

「あの得点が自分たちの勝利を決定づけた瞬間だった」とデローザンは言う。

「大きなリードを許してしまったが、それを取り戻せたのは大きかった」。

数字の上では、今、デローザンはNBAで最もクラッチ力のある選手になっているようだ。

原文:Bulls' DeMar DeRozan's fourth quarters are the best in the NBA by Nick Metallinos (抄訳)

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