千葉県印西市のアコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブで行われたPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」(7041ヤード/パー70)が10月24日、最終日を終え、今季マスターズ覇者の松山英樹(LEXUS)が優勝。大会初の地元日本人覇者となった。
2日目から首位になった松山は、最終日も単独首位スタートながら、バックナインに入ったそばからキャメロン・トリンガーリ(米国)の猛追を受け、10番で2位に後退。集中力が切れがちな場面だったが、ギャラリーの応援という地元の利が功を奏したのか、11番でトリンガーリに並んだ。勢いづいた松山は最終18番でイーグルを決めての見事なフィニッシュだった。今日のスコアは2イーグル・3バーディ・2ボギーの「65」で、通算14アンダー。
コロナ禍の影響により、昨季は米カルフォニア州シャーウッド・カントリークラブで開催された本大会だが、2019年の第1回大会ではタイガー・ウッズ(米国)との競り合いに敗れて2位だった松山が、地元勢として初の優勝をつかんだ。PGAツアー通算7勝目となり、アジア人最多優勝のチェ・キョンジュ(韓国)の8勝にあとひとつとなった。今大会、松山はギャラリーの応援が力になったことを述べた。
2位タイはトリンガーリとブレンダン・スティール、4位タイはセバスチャン・ムニョス、マッケンジー・ヒューズ(いずれも米国)、マット・ウォレス(イングランド)。
日本勢上位は、7位タイに金谷拓実(Yogibo)、初日首位の岩田寛は今平周吾(ダイヤ)と並ぶ通算2アンダーの18位タイだった。