今シーズンの最初のグランドスラム大会となる全豪オープン(メルボルンパーク:ハードコート)が、1月17日、オーストラリア・メルボルンで開幕した。現在女子シングルス世界14位で前回覇者の大坂なおみは、同50位のカミラ・オソリオ(コロンビア)をストレートで下し、2回戦進出を決めた。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のビザ取り消し騒動によって、例年になく雑音の多かった全豪OPがいよいよ開幕した。国外退去前のジョコビッチが練習していた場所でもある全豪OPのメインコートのひとつ、ロッド・レーバー・アリーナでの第2試合、第13シードの大坂はオソリオと対戦した。
昨年はうつ病を告白し、インタビュー拒否問題などで心身を疲弊するなど、全米オープン3回戦敗退以降休養していた大坂は、4か月ぶりの前哨戦となったメルボルン・サマー・セット1で順当に勝ち上がるも、大事を取って準決勝を棄権していた。
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今季グランドスラム初戦、若干20歳のオソリオに対し、しっかり英気を養った大坂は第1セットを5−0まで押し込む好調ぶり。5−3まで粘られるも、フォアハンドと力強いサーブで乗り切り、6−3で先制する。第2セットではオソリオが勝負に出るも、大坂は動じず、逆に相手のミスに乗じて着実にゲームを奪い、6−3、ストレート勝ちで2回戦に進出した。
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大坂はファーストサーブ成功率を83%、ブレークポイント4/6と圧倒的な強さをみせた。試合後のコート上での受け答えでも、相手を褒めつつも「初戦としては良かった」と微笑んだ。会見でもジョコビッチ関連の質問に「全く関係なかった。男子選手に聞いた方がいい」と騒動を気に留めなかった。
大坂の同大会初戦突破は7年連続。2回戦(ラウンド64)は、同54位のマディソン・ブレングル(アメリカ)と対戦する。
ほか女子日本勢は、同125位の日比野菜緒が同111位マルティナ・トレビザン(イタリア)と、18日には同75位の土居美咲が同96位クリスティナ・クコバ(スロバキア)と1回戦を戦う。