女子テニス・シングルス世界ランキング2位の大坂なおみが、テニス四大大会のひとつであるウィンブルドン選手権を欠場することがわかった。また、男子世界3位のラファエル・ナダル(スペイン)のウィンブルドンおよび東京五輪を欠場することも明らかになった。
6月18日、大坂のマネジメントの声明として、同28日開幕予定のウィンブルドン選手権を欠場することが発表された。
大坂は全仏オープンで記者会見拒否を表明し、1回戦後に実際に拒否、大会主催者側から罰金を科されると、2回戦前に大会の棄権とうつ病を告白し、休養に入っていた。
一方で7月24日から開幕する東京五輪テニス競技については、先日、大坂の日本代表が内定しており、関係者が本人も出場意思があることを明らかにしている。
また、男子シングルス世界ランキング3位のラファエル・ナダル(スペイン)は、自身のTwitterアカウントで、ウィンブルドンと東京五輪テニス競技の欠場を発表した。
Hi all, I have decided not to participate at this year’s Championships at Wimbledon and the Olympic Games in Tokyo. It’s never an easy decision to take but after listening to my body and discuss it with my team I understand that it is the right decision
— Rafa Nadal (@RafaelNadal) June 17, 2021
「簡単な決断ではなかったが、自身の身体のことを考えてチームと話し合った結果」、両大会の欠場を決めたという。2008年北京五輪男子シングルス金メダリストであるナダルは、東京五輪出場にも意欲を見せていたが、昨年は膝、今年は腰の故障に苦しんできた。
全仏OPでは世界1位のノバク・ジョコビッチとの準決勝で4時間超えの死闘の末に敗退。ジョコビッチが2度目の全仏優勝を果たしている。