現地時間2月4日、冬季では第24回となる北京オリンピックが中国北京市の国家体育場(通称「鳥の巣」)での開会式で正式に開幕した。同市は、2008年の夏季五輪とあわせて史上初の夏冬開催都市となった。開会式の入場行進には、日本からは選手13人とコーチら関係者を含む計31人が参加した。
#今日のチームジャパン 🇯🇵#開会式 で #TEAMJAPAN の旗手を務めた#ノルディック複合 #渡部暁斗 選手と#スピードスケート #郷亜里砂 選手からコメントが届きました✨
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昨夏の東京2020(東京オリンピック・パラリンピック)大会に続く新型コロナウイルス渦のでの開催となった北京五輪は、冬季最多の7競技109種目に、91の国と地域から約2900選手が参加する。日本選手団は10番目に入場。ノルディック複合男子の渡部暁斗とスピードスケート郷亜里砂が旗手を務めた。基本的な入場順は漢字での国名の画数の少ない順だという。客席では、選手関係者のほか、招待された中国の限られた観客が見守った。
【#北京オリンピック #まとめ】
— NHKスポーツ (@nhk_sports) February 4, 2022
これを見れば #開会式 がわかる👀
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習近平国家主席が中国語で開会宣言を行ったが、様々な問題をはらんだ五輪となった。開催前には、中国政府のウイグル自治区での人権侵害や、元政府高官との不倫関係をSNSに告白したプロテニス選手ペン・シューアイの身柄をめぐる騒動などもあり、米国を中心とした同盟国が外交的ボイコットを宣言。日本も政府関係者を開会式に派遣しないという形をとった。
The Olympic cauldron is lit by Dinigeer Yilamujiang and Zhao Jiawen! 🔥
— Olympics (@Olympics) February 4, 2022
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開会式は『単騎、千里を走る。』などで知られる映画監督チャン・イーモウ氏が総合演出を手掛け、随所で氷と雪のイメージを表現した荘厳な内容となったが、聖火の最終走者に男女のウイグル族の中国代表選手をすえるなど、政治的な意図も垣間見えた。国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長は「多様性を尊重し、全人類が結束する。それが五輪の使命である」とスピーチ。東京大会の際と同じように予定を10分近くオーバーする熱弁ぶりだった。
しかし、オミクロン株の猛威が世界的に収束しきらない内に開幕したことで、金メダル候補だったスキージャンプ女子のマリタ・クラマー(オーストリア)やノルディック複合のヤールマグヌス・リーベル(ノルウェー)らの陽性が判明し、隔離された。クラマーに関しては競技に出場できないという。
2月20日の閉会式を迎えるまで、参加する選手と関係者たちが感染しないことを祈るばかりだ。