東京五輪:競泳女子の大橋悠依が個メ200m金で2冠達成! 本多灯が競泳男子メダル第1号の銀!

7月28日、競泳女子2冠の大橋悠依、男子200mバタフライ銀の本多灯

第6日目を迎えた7月28日の東京オリンピックは、競泳女子200メートル個人メドレー決勝で大橋悠依が優勝し2冠を達成。男子でも、本多灯が200メートルバタフライで2位となり、苦境にある競泳日本男子勢から遂にメダル1号が出た。

東京アクティクスセンターで行われた競泳女子200メートル個人メドレーの決勝、大橋は2分08秒52でトップを切り、2位のアレックス・ウォルシュ(米国)に0.13秒差をつけての優勝。同種目において、日本女子初のメダル獲得でもあり、同一大会での2冠はアテネ五輪・北京五輪での北島康介以来2人目だった。

試合後には「初めての女子の2冠なのでとてもうれしい」と喜んだが、同種目準決勝で敗退した寺村美穂から勝利を託され、その気持を背負った上での金メダルだったことを明かした。

リオデジャネイロ五輪2冠で、"鉄の女"の異名を持つ世界女王カティンカ・ホッスー(ハンガリー)との再対決にも注目が集まったが、調子の上がらないホッスーは7位に留まった。大橋が優勝した25日の400メートル個人メドレーでは、5位に終わっていたこともあり、世代交代を思わせる結果にもなった。

大橋の2冠獲得前には、男子200メートルバタフライ決勝で、19歳の本多灯が1分53秒73で銀メダルを獲得。尊敬する瀬戸大也が前日の準決勝で敗退するという日本競泳陣にとっても衝撃的な結果もさることながら、日本男子競泳陣は決勝にすら進出できていない。そんな負のスパイラルから抜け出して銀メダルをつかんだ本多は、「誰よりも楽しむことを意識して思い通りのレース」だったと笑った。

日本勢の同種目5大会連続メダルの記録を「途切れせない」という思いも強かったという。両親が周りを明るく照らす存在になって欲しいという願いを込めたその名前通り、危機にある日本男子競泳陣に希望を「灯す」結果を出した。

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