東京五輪・女子サッカー…なでしこは英国に惜敗、世界1位米国はNZ相手に勝利

Mana Iwabuchi 072421

7月24日、東京オリンピック・女子サッカーが各地で行われた。

G組では、世界ランク1位の米国がニュージーランドと対戦した。スウェーデン戦では黒星発進となった米国は、前試合ベンチスタートだったミーガン・ラピノーを先発に起用。総勢5人のメンバーを入れ替えてこの試合に臨んだ。対するニュージーランドも初戦のオーストラリア戦を落としており、互いに負けられない試合となった。

試合は序盤から動く。9分に、ニュージーランドのミスパスを米国のトビン・ヒースが拾い、裏に走り抜けたローズ・ラヴェルにすかさずスルーパス。そのまま、ラヴェルが流し込み、米国待望の先制点をあげた。

その直後から米国の攻勢が続き、数度ネットを揺らすもいずれもオフサイド。チャンスを得ながらも追加点をあげることできない時間帯が続いた米国だが、前半終了間際にCKから最後はリンジー・ホランが押し込み、リードを拡げることに成功した。

後半も米国の攻勢は変わらない。63分には、右からのクロスをカーリ・ロイドが頭で折り返すと、ニュージーランドのアビー・エルセグがクリアしきれずオウンゴール。72分にニュージーランドが1点返すも、逆に80分に途中交代で入った米国FWクリステン・プレスが追加点。さらに、88分には大エース、アレックス・モーガンの得点、そして試合終了間際のニュージーランドのオウンゴールで6-1。終わってみれば圧勝だった米国はグループリーグ最終戦に向けて大きな勝利を手にした。

その他結果…なでしこは英国に惜敗

また、同じくグループGでは初戦に米国に勝利したスウェーデンが、オーストラリア相手に連勝を飾った。オーストラリアはエースのサム・カーが2得点をあげるも、後半のスウェーデンの勢いに呑み込まれた。最終節ではグループリーグ突破を懸けて米国とオーストラリアが激しくぶつかり合う。

その他、グループEではなでしこジャパン(女子日本代表)が、イギリスに0-1で敗戦。後半29分にイギリスFWホワイトに決勝弾を許した。2試合を経て1分1敗とグループ3位になり、グループリーグ突破に黄信号が灯った。次戦は27日にチリと対戦する。また、同グループでは、カナダがジャニン・ベッキーの2得点でチリを2-1で下している。

グループFでは中国とザンビアが4-4と壮絶な打ち合いに。中国は王霜が4得点、ザンビアもバーバラ・バンダが3得点をあげる活躍を見せた。オランダ対ブラジルも3-3のシーソーゲーム。各地で白熱した女子サッカーの戦いが行われた一日となった。

▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

著者
LATEST VIDEOS