日本勢金メダルラッシュ! 堀米雄斗、大橋悠依、阿部兄妹がそれぞれ獲得:東京五輪

7月25日の日本勢金メダリスト(堀米雄斗、大橋悠依、阿部詩、阿部一二三)

東京五輪は7月25日、スケートボード・男子ストリートの堀米雄斗、競泳・女子400m個人メドレーの大橋悠依、柔道女子52キロ級の阿部詩、男子66キロ級の阿部一二三がそれぞれ優勝。日本に金メダルラッシュをもたらした。

開会式から2日、よもやの日本勢のメダルラッシュとなった。

東京五輪からの新競技となるスケートボード・ストリートの男子では、米国を拠点に活躍し、すでに世界的なスケーターとして知られる堀米が予選6位からの背水の陣から高難度のトリックを次々に成功させ、逆転優勝。世界初のスケートボード・ストリート五輪王者の称号と金メダルを手に入れた。

競泳の女子400メートル個人メドレーでは、大橋悠依が悲願の金メダル。虚弱体質だった幼少時代から母や家族のサポートを受けながら体質を改善し続け、北島康介らを育てた名伯楽・平井伯昌コーチのもと、着実に記録を伸ばしてきた。平井コーチは「よく頑張ってくれたと思うし、オレもよく頑張った。報われた」と話し、ともに喜んだ。

柔道女子52キロ級では、阿部詩が決勝で宿敵アマンディーヌ・ブシャール(フランス)を下し、同級日本人初の金メダリストとなった。詩は2019年のグランドスラム大阪でブシャールに得意の袖釣り込み腰対策を講じられ敗れた。この敗北が詩をさらに強くし、東京五輪の決勝でもブシャールの得意技である肩車を封じて勝利した。

その詩の兄である阿部一二三も柔道男子66キロ級を制した。丸山城志郎との史上稀に見る代表レースを経て同級の日本代表となった一二三は、金メダルが確実視される重い立場となった。だが、妹・詩の金メダル獲得で燃えたという。そして、準々決勝と決勝では技ありでの勝利だったものの、今年3月に亡くなった、バルセロナ五輪柔道男子71キロ級金メダリスト・"平成の三四郎"古賀稔彦から継承した「1本を取る」柔道を東京五輪でも体現。"令和の三四郎"と呼ぶに相応しいビクトリーロードだった。

阿部兄妹(きょうだい)は、同日金でのメダル獲得に加え、男女きょうだいとしては夏季大会初の歴史をつくった。

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